素敵な絵本
今週のお題特別編「素敵な絵本」
はじめまして。
お邪魔します。
と言いますのも、今回の記事はブログの主の妻が書いています。
実は先日、本が好きな私のために、
「kuu&maa」という書評ブログを主人が立ち上げてくれたのですが、
いかんせん筆不精夫婦なものでして、最初の一歩が踏み出せない。
そんな私を見かねてか、「おもしろそうなお題が出ていたよ」と教えてくれたので、背中を押された気分で書き出してみることにしました。
本日はよろしくお願いいたします。
というわけで、私の好きな絵本についてご紹介させていただきます。
お題を聞いてまっさきに浮かんだのが、こちら。
ロンパーちゃんとふうせん/酒井駒子
小さな女の子ロンパーちゃんは、お母さんと街に出かけて黄色いふうせんをもらいました。友達のようにとても大切にしていたのに――。大人気の作家が描く愛らしい絵本。
引っ越しの際に本棚にしまって以来、ページを開くのは久しぶり。
以前勤めていた書店では、日曜日に「おはなしの会」を催していました。
そのときに小さなお客さまやご家族の方にもご好評いただいたことをうれしく思いだしました。
「もう持っているんですよ~」と売上には結びつかなかったけれど、親子で酒井駒子さんのファンだとおっしゃる方とお話しさせていただいたり、
「読んでくれてありがとう」とお礼にかわいいうさぎのシールをいただいたり、
楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
そんな思い出もあり、特別な一冊ではあったのですが、
なぜ今この本がすっと思い起こされたのか。
じっくり絵を眺めているうちに答えは浮かんできました。
ロンパーちゃんとうちの息子って、そっくり!
ななめ後ろから見たまんまるなほっぺたも、
つんと上向いた小さな鼻も、
さらさらの髪の毛も、
ぽんぽこりんのお腹も、
先日2歳の誕生日を迎えたばかりの我が子と瓜ふたつ。
すぐにわくわく心を弾ませるところも、
大きな粒をこぼして涙するところも、
みんな慣れ親しんだものでした。
この本を初めて手にとったときは、もちろん息子に会ったこともなかったけれど、
これから先に読み返すときには、どんなときにも、どんなに息子が大きくなっても、
ロンパーちゃんと重なって、今のこの姿が愛しく浮かび上がってくることでしょう。
ちなみにそんな息子にとっての「ふうせん」は、
お風呂場に住む小さなペンギンの人形です。
最近とても上手になったしゃぼん玉を見せてあげたり、
ぷかぷか一緒にあたたまったり。
お風呂からあがるときにはしっかりおかたづけ。
カプセルにしまって、棚に戻して、ばいばいと手を振ります。
読んでいただいてありがとうございました。
こうして書いていてわかることは、私はやっぱり本が大好きだということです。
↓ 自分のブログもがんばります。
いつかまたお会いできますように。
余談ですが…
「自分はぜんぜんわからないジャンルだから…」と、私にお鉢が回ってきた今回のお題でしたが、
結婚するずっと前、本屋さんでおもしろい本はないかと一緒に探していたところ、
ふっと手に取り立ち読みして、主人が目をうるうるさせていたこと、
私はちゃんと覚えています。
ちょっとだけ/瀧村有子・鈴木永子