亀は意外と
こんばんは。
いつの間にか今週のお題が変わっていたので、
お題で1つ書いてみましょう。
というわけで、今週のお題「ふつうに良かった映画」。
タイトルでお分かりの人もおられるかもしれませんが、
『亀は意外と速く泳ぐ』です。
私は、今もそうですが、昔から夜更かしだったので深夜にやっている
全然名前も知らないような映画をよく見ていました。
多分そんな映画の1つとして見たんだったと思います。
そもそもタイトルを見た時点で怪しさが隠しきれていません。
出てる役者の方々もなかなかの個性派揃いです。
映像もこれといった派手さもなくいんですが、なんでだかつい見てしまったのです。
話は、何をやってもパッとしない主人公の上野樹里が
スパイ募集の広告を見たところから話が始まります。
面接に行くと、そこには岩松了とふせえり扮する二人のスパイがいます。
もうこの時点で、なんだよってかんじです。
岩松了とふせえりを知らない人は是非、google画像検索してみてください。
ふつーそうでふつうじゃない感じのおじさんとおばさんですよ。
そっかー、スパイかー・・・うん、確かにスパイかも。
ってなんとなく納得させられるようなさせられないような。
なんてことなさそうな二人ですが、やはりスパイになるには
とてもむずかしいようで、とにかく目立ってはいけないのです。
平凡な主婦である主人公ですから、目立たない、なんてことは
お手のものだと思うのですが、スパイの目立たなさといえば
それは常人のそれをはるかに上回るのです。
もちろん街に溶け込むのは朝飯前、定食屋で注文すれば絶対に
自分が何を頼んだのか店員に覚えられないのです。
って、スパイのくせにスケールが小さい!!
って思った方がいたら既にこの映画に魅了される準備ができています。
そんなついついツッコみたくなるような微笑んでしまうような小ネタが
作中にたくさん散りばめられた本作は、
ふと思い出して、ああ、またみたいなぁ、と郷愁にもにた愛おしさが
こみ上げてくる作品です。
次の暇ができたらみてみて下さい。